2021年03月05日クロマチックハーモニカの音域について
こんにちは、谷口楽器平良です。
今回は、クロマチックハーモニカの音域についてご紹介いたします。
12穴、14穴、16穴それぞれの音域
クロマチックハーモニカは、レバーを押さない状態の吹き吸い(例:ド、レ)とレバーを押した状態での吹き吸い(例:ド#、レ#)で1つの穴で4つの音をだすことがでます!
したがって12穴では48音、14穴では56音、16穴では64音でます。
音域は、それぞれ12穴が3オクターヴ、14穴が3オクターヴ半、16穴が4オクターヴとなります。
穴数 | 音数 | 音域 |
12穴 | 48音 | 3オクターヴ |
14穴 | 56音 | 3オクターヴ半 |
16穴 | 64音 | 4オクターヴ |
12穴クロマチックハーモニカ
3オクターヴの音域を持つ、標準的な音域のクロマチックハーモニカです。
ほとんどのクロマチックハーモニカ用の楽譜は12穴(3オクターヴの音域)用に書かれています。
特にこだわりがないのであれば、12穴の楽器をおすすめいたします。
ジャンルを問わずに用いられていますが、クラシックでは特に12穴が使われることが多いです。
14穴クロマチックハーモニカ
12穴よりも下に2穴増え、3オクターブ半の音域をもちます。
ヴァイオリンと同じ音域になります。
12穴では音域が足りないけども、16穴ではサイズが大きすぎるという方は、かゆい所に手が届く音域です。
16穴クロマチックハーモニカ
12穴より1オクターヴ下の音域まで含む、4オクターヴのクロマチックハーモニカです。
低音に余裕を持ちたい、他の楽器の楽譜をそのまま演奏する場合に重宝します。
JAZZ、ポップスなどを演奏される際によく用いられます。
4オクターヴを推奨するお教室もございますので、お教室に通われる予定の方はご確認の上ご購入されることをおすすめいたします。
逆にクラシックのお教室では4オクターヴはあまり推奨されておりませんのでお気を付けください。
曲と音域について
ほとんどのクロマチックハーモニカ用の楽譜は12穴(3オクターヴ)用で書かれております。
16穴(4オクターヴ)の最低音部は出しづらいということもあり、あまり使われる頻度は高くありません。
ジャズやポップですと好んで16穴の再低音部を使うことがあります。
お教室で推奨される穴数
12穴を推奨しているお教室、16穴を推奨しているお教室がそれぞれございます。
クラシックの方は12穴、ジャズ・ポップスの方は16穴という傾向がございます。
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