2021年01月27日クロマチックハーモニカ 12穴、14穴、16穴比較
こんにちは、谷口楽器平良です。
今回も、よくお問い合わせいただくクロマチックハーモニカの12穴、14穴、16穴それぞれのメリット、デメリットをそれぞれご紹介したいと思います。
12穴クロマチックハーモニカ
メリット
3オクターヴの音域をもつ12穴が標準的な音域です。
多くのクロマチックハーモニカ用の楽譜は3オクターヴ以内に収まり、12穴クロマチックハーモニカで吹けるようになっております。
12穴には木製ボディのラインナップがあり、木製ボディの柔らかい音色を好まれる方は必然的に12穴になります。
デメリット
クロマチックハーモニカ用の楽譜を演奏する場合には音域が足りないということはあまりないですが、他の楽器の楽譜をそのまま演奏する際などには1、2音ほど音域が足りなくなるということがよくあります。
14穴クロマチックハーモニカ
メリット
最低音がソとなり3オクターヴ半の音域を持つため、12穴で最低音から1、2音足りないという場合、非常に重宝します。
16穴の最低音域は吹くことが難しく、実際演奏で使う音域は14穴でも十分であるともいえます。
また、14穴あれば転調などで対応することも可能です。
16穴にはショートストロークの現行モデルは存在しませんが、14穴ではショートストロークのモデルがあり、速いレスポンスを求めつつも音域がもう少し欲しいという方におすすめできます。
デメリット
12穴の吹き心地とは若干異なり、12穴の吹き心地で2穴増えたものというわけではありませんのでご注意ください。楽器自体が少し大きくなるためその分ボディやカバーの響きも変わってきます。
やはり、14穴でも1、2音足りないということが起きてくるため、転調などをしない限り14穴あれば安心ということでもありません。
16穴クロマチックハーモニカ
メリット
大は小を兼ねるということで、16穴を持っていれば音域が足りないということはまずないので、後で音域が足りずに買いなおすということはせずに済みます。
本体が大きくなる分パワーもでますのでJAZZやポップスにおすすめです。
デメリット
16穴ショートストロークのラインナップはございません。
本体が大きい分重量もあるモデルが多く、長時間の演奏や、マイクを持っての演奏が大変だという声もあります。(そのような場合は谷口楽器オリジナル小型マイクHarp Dogをおすすめいたします。)
SEYDEL ORCHESTRAチューニング
このモデルは12穴ですが、14穴クロマチックハーモニカの低い方から12穴のモデルです。
14穴の低音域と12穴の吹き心地のモデルが欲しいという方にはおすすめのモデルです。
お求めの際は谷口楽器まで