2023年03月26日【商品レビュー】新発売 HOHNER XPRESSION / エクスプレッション
こんにちは、谷口楽器平良です。
今回は2023年3月発売、HOHNERクロマチックハーモニカ XPRESSION（エクスプレッション）をご紹介いたします。
サンプルを実際に試奏することができましたので、吹いてみて感じたことをご紹介します。
HOHNER XPRESSION / エクスプレッション
定価：￥33,000（税込）
販売価格：￥26,400（税込）
※2023年3月現在の価格です。
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XPRESSION の特徴
新開発マウスピース
XPRESSIONはその高い気密性により、演奏しやすさが追求されています。
スライド機構の部品はマウスピースとスライドレバーのみであり、通常の12穴クロマチックハーモニカよりも部品が2つ少ないです。それにより、息もれを軽減し気密性を高めることができ、息を漏れなく音色に変えることができます。
気密性が高いため、息を入れるとすぐにリードが鳴ります。音も比較的大きいです。
人間工学的カバープレート
カバープレートは人間工学的にデザインされており、手にフィットしやすく持ちやすいです。
1.2mm厚リードプレート
HOHNERの12穴クロマチックハーモニカのリードプレートは1.05mmのものが多いですが、XPRESSIONは1.2mmのリードプレートを採用しております。
リードプレートが厚い方がリードの振幅が大きくなり、音が大きくダイナミックになります。
リードプレートはボディ埋め込み式です。
ボディ埋め込み式の方が気密性が高くなります。
高いメンテナンス性
スライド機構の部品が少なく、日々のメンテナンスがしやすいです。
プラスティックボディなのでリードプレートを取り外せばボディ部分を水洗いすることが可能です。
レフティ変更可能
XPRESSIONはDiscovery-48と同じように、スプリングを付け替えることで左利き用に変更することが可能です。
こんな方におすすめ！
① 初心者、これからハーモニカを始める方
XPRESSIONはビギナー用に開発されており気密性が高く吹きやすいです。
初心者の方で吹きやすいクロマチックハーモニカが欲しいという方にはぜひおすすめです。
これからハーモニカを始めてみたいという方にもおすすめできます。
② タンブロック奏法を使われる方
XPRESSIONのマウスピースは四角穴です。四角穴マウスピースは丸穴よりもクリアな音色で、タンブロック奏法を使う方に特におすすめです。
普段木製ボディのクロマチックハーモニカを使われている方の練習用の楽器としておすすめです。
木製ボディは長時間練習を続けるとボディが湿気を吸って膨らんでしまうことがありますが、XPRESSIONはプラスティックボディなので湿気によるボディ変形の心配がありません！
商品レビュー
音色
音色は明るくクリアな音色だと感じました。
四角穴マウスピースを採用しているため、息がストレートにリードに伝わりやすいためクリアな音色になります。
クリアで澄んだ音色なので、特にクラッシックにおすすめです。
吹きごこち
気密性が高いため吹きやすく、大きい音を出しやすいです。
大きい音を出しやすく、音量の幅が広がります。
ハーモニカは気密性が非常に重要ですが、このハーモニカは気密性に徹底的にこだわっており、気密性に関しては申し分ないと思います。
プラスティックボディでここまで気密性が高いとは驚きました。
HOHNER Discovery-48 との比較
HOHNERが公式に発表している訳ではありませんが、Discoveru-48と同じ形状のパーツが多く、Discovery-48を基に金属製マウスピースを採用した姉妹モデルと言えると思います。
これはXPRESSIONとDiscovery-48のマウスピースを並べて横から撮影した写真です。
マウスピースの高さは、私が測った実測でDiscovery-48が約8mm、XPRESSIONが約7mmでした。
約1mm分だけXPRESSIONの方がマウスピースが低く、唇からリードまでの距離が縮まります。
個人的な意見としてはマウスピースは高さがないほうがより吹きやすいと思います。
気密性はDiscovery-48のプラスティック製マウスピースよりもXPRESSIONの金属製マウスピースの方が気密性が高いです。
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