2021年11月06日現存する最古のハーモニカメーカー”SEYDEL”の歴史
こんにちは、谷口楽器平良です。
今回は、1847年創業の最古のハーモニカメーカー“SEYDEL”の歴史についてご紹介したいと思います。
ハーモニカの起源
ハーモニカの起源は諸説ありますが、1821年にドイツのベルリンでオルガン職人のクリスチャン・フリードリッヒ・ブッシュマンという少年が作ったオルガンの調律用道具が原型だとされています。
その後1827年にドイツ・トロッシンゲンの時計職人クリスチャン・メスナーが現在のハーモニカに匹敵する「マウスハープ」を発明しました。
そして1857年にドイツ・トロッシンゲンでマティアス・ホーナーがHOHNER社を創業しハーモニカの商業生産を開始しました。
SEYDEL社の起源と変遷
1857年のHOHNER社の創業から遡ること10年。1847年にドイツ東部のクリゲンタールでクリスチャン・オーガスト・サイドルがSEYDEL社を創業しました。
第二次世界大戦後は東ドイツ政府によって国有化されSEYDELの社名を使うことを禁じられました。そのためにこれまで人々にあまり知られてきませんでした。
1989年に工場は返還されSEYDEL社は息を吹き返し、2004年には倒産を経験するも三度立ち上がり、2011年には日本上陸を果たしました。
SEYDEL社の歴史についての詳細はSEYDELのホームページに細かく載っておりますので、そちらをご覧ください↓