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谷口楽器

2022年07月18日SEYDEL オンライン工場見学のご紹介

こんにちは、谷口楽器平良です。

 

今回は、現存する最古のハーモニカメーカーである、ドイツSEYDEL社のオンライン工場見学をご紹介いたします!

 


 

SEYDELの工場は、ドイツ南東部、チェコとの国境にほど近いザクセン州のクリンゲンタールという町に位置します。
サムネイル画像の中央の白い壁の建物が、SEYDELの工場です。

 

Factory 3D Tourはこちら

 

早速、工場見学に行ってみましょう!!

 

こちらでは、職人さんがハーモニカの心臓部であるリードをくり抜いています。
SEYDELはステンレス・スチール製のリードを採用しており、従来のブラスリードと比べて耐久性が高いです。

 

リードを一枚づつリードプレートに取り付けています。
僅かな誤差も許されない、高度な技術が必要になります。
おそらく,クロマチックハーモニカSymphonyのリードプレートだと思います。。

 

ボディに取り付ける前のリードプレートをチューニングしています。
2つのリードプレートがありますが、奥にあるリードプレートがピッチの基準となるものです。
机の下からふいごで送風することによって両方のリードを鳴らし、基準とぴったり重なるピッチになるようにチューニングしています。
チューナーなどを使わない、伝統的なチューニングの仕方です。
リードは、先端を削ると先端が軽くなり振動数が多くなるため音が高くなります。
一方、根元を削ると,先端が相対的に重くなるため振動数が減るために音がひくくなります。

 

伝統的なチューニングが行われる一方で、こちらではデジタル機器を使ったチューニングが行われております。
クロマチックハーモニカのリードプレートのようです。

 

こちらではカバーの型抜きが行われております。
かなり年季が入っている機械なので、旧東ドイツ時代から使われているものなのでしょうか。

 

こちらでは,1847シリーズの裏面カバーのロゴの刻印をいれています。
このロゴは100年以上使われているもので、明治時代に描かれたハーモニカの絵にもこのロゴが登場していました。

 

1847のカバーをプレスしています。
手動の機会でプレスしているとは、意外でした。

 


SessionかSession Steelのカバーをプレスしています。
職人さんがつけているSEYDELのリストバンドですが、こちらは当店でSEYDEL製品を多く買われた方にサービスでお付けしていることがあります。

 

組み立ての作業です。
このハーモニカは最新のオールステンレスモデルの1847 Lightningです。
丁重に手袋をつけて作業されています。

 

検品と最終調整が行われています。ピッチや音の立ち上がりを確かめるだけでなく,ベンドのしやすさも確かめています。
高品質を保つうえで検品作業はかかせません。
検品後のハーモニカはこの後紫外線でしっかり消毒されます。

 


SEYDELの工場はいかがだったでしょうか?
現存する世界最古のハーモニカメーカーが受け継いできた伝統と高い技術力を守ってきたSEYDELのものづくりの姿勢が伝わってくる動画だったと思います。
SEYDEL製品は他社の2~3倍ほどの価格帯ですが、職人さんが一つ一つ丁寧に作る最高級ハーモニカです。
ぜひ機会があれば現地に行ってみたいですね!
SEYDEL製品を手に取って見てみたいという方は、日本で唯一SEYDEL製品を在庫している当店まで!!

 

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