2021年03月15日HOHNER “Super Chromonica 270DX”
こんにちは、谷口楽器平良です。
今回は、クロマチックハーモニカ “HOHNER Super Chromonica 270 DX” をご紹介いたします。
HOHNER Super Chromonica 270 DX
木製ボディ
ボディにはバイオリンなどにも使用されるPear wood(ペア・ウッド)を使用しております。
クロマチックハーモニカの木製ボディについて
クロマチックハーモニカのボディに木材を使用するには高度な技術力が必要となり、HOHNER唯一の技術です。
クロマチックハーモニカは、テンホールズハーモニカに比べてボディが大きく、乾燥して割れてしまったり、湿気で膨らんでしまうリスクが大きくなります。そのために他社では木製ボディクロマチックハーモニカは作られておりません。
黒檀など比重の大きい木材をボディに用いるカスタマイズクロマチックハーモニカはあるのですが、Pear wood をクロマチックハーモニカに用いることは恐らくHOHNERにしかできないと思います。
ネジ止めリードプレート
Super Chromonica 270などの木製ボディモデルはリードプレートが釘打ちされておりメンテナンスには慣れが必要となりますが、Super Chromonica 270DXはネジ止めのためドライバー1本あれば全て分解することができます。
1.2mm厚リードプレート
通常のHOHNERクロマチックハーモニカのリードプレートは1.05㎜ですが、Super Chromonica 270DXは1.2mmと厚めのリードプレートを使用しております。
厚めのリードプレートを使用すると発音体であるリードの振幅が大きくなり、大きな音を出しやすく、音圧も上がる気がします。
丸穴マウスピース(ストレート配列)
HOHNER唯一の丸穴ストレートストロークです。
丸穴は引っ掛かりがないため唇のすべりがいいです。
四角穴マウスピースより丸い音を出しやすい気がします。
音色
木製ボディでしかだせない柔らかく渋い音色が特徴的です。
リードプレートが1.2mと厚いため、太く、張りのある音色です。
丸穴マウスピースで比較的丸い音色が出しやすいです。
音量を出したい場合にもおすすめです。
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HOHNER Super Chromonica 270 DX
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